金融の法律入門U



証券スキャンダルについて

証券スキャンダルとはどのようなものですか?

証券スキャンダルというのは、1991年に相次いで明るみに出た、次のようなものを総称する言葉で、証券不祥事ともいいます。

■大手証券w中心とする総合証券各社による大口顧客への損失補填
■暴力団による東急電鉄株買い集めへの野村・日興両大手証券の加担
■野村證券による東急電鉄株の大量推奨販売...など

証券スキャンダルの原因は?

上記のような不祥事は、戦後の証券界の構造的矛盾がバブル崩壊によって露呈されたといえます。具体的には、次のようなものです。

■法人・大口顧客よりの証券会社の営業姿勢
⇒ 大口顧客への損失補填は、1991年9月までに公表されたものの合計で787件、補填金額は2,165億円にものぼり、証券市場を大きく揺さぶりました。
■固定委託売買手数料制
■証券会社と旧大蔵省の癒着...など

関連トピック
どのようなものがありましたか?

大口顧客への損失補填が1991年9月までに公表されたものの合計で787件、補填金額は2,165億円にものぼり、証券市場を大きく揺さぶりました。

その後1997年に、野村など証券大手4社による総会屋への利益供与事件が発覚したことは、再び社会に衝撃を与えました。

特に相場操縦まがいの取引によって上げた株式などの自己売買益を付け替えるといった手口で利益供与をしていたことが投資家などの証券界に対する不信感を呼び起こしました。

なお、この証券スキャンダルによって、大手証券のトップは次々と逮捕され、商法違反(利益供与)や証券取引法違反(損失補填)の罪に問われました。


証券会社の自己資本規制とは?
証券会社の自己資本規制とリスク額の算定
証券業を行えるのは?
証券事故とは?
具体的な証券スキャンダルは?
証券会社の自己資本規制の内容は?
証券業とは?
証券コードとは?
証券スキャンダルとは?
証券取引責任準備金とは?

証券子会社への規制

ブラックサーズデー 民営化企業株

リスク許容度
自分に合った投資法
移動平均線
フィボナッチは黄金分割
エリオット波動
ローソク足
為替の値動き
相場の流れ
トレンドライン
一目均衡表の雲
サイコロジカル
FXと外貨預金比較
RCIは順位相関指数

Copyright (C) 2011 金融の法律入門U All Rights Reserved