証券スキャンダルとはどのようなものですか?
証券スキャンダルというのは、1991年に相次いで明るみに出た、次のようなものを総称する言葉で、証券不祥事ともいいます。
■大手証券w中心とする総合証券各社による大口顧客への損失補填
■暴力団による東急電鉄株買い集めへの野村・日興両大手証券の加担
■野村證券による東急電鉄株の大量推奨販売...など
証券スキャンダルの原因は?
上記のような不祥事は、戦後の証券界の構造的矛盾がバブル崩壊によって露呈されたといえます。具体的には、次のようなものです。
■法人・大口顧客よりの証券会社の営業姿勢
⇒ 大口顧客への損失補填は、1991年9月までに公表されたものの合計で787件、補填金額は2,165億円にものぼり、証券市場を大きく揺さぶりました。
■固定委託売買手数料制
■証券会社と旧大蔵省の癒着...など |