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新株予約権について

新株予約権とはどのようなものですか?

新株予約権というのは、2002年施行の改正商法で創設されたもので、あらかじめ決めた価格で株式を取得できる権利のことをいいます。

また、この「新株予約権」とは、商法改正以前に転換社債の転換権、新株引受権、ストックオプション(株式購入権)と呼ばれていた商品の総称でもあります。

新株予約権は単独で売買できるのですか?

商法改正以前は、新株引受権付社債(ワラント債)などに付随する場合に限られていたのですが、改正により、権利だけを単独で発行できることになりました。

新株予約権はどのような場合に発行されますか?

新株予約権は、公募増資などと比較して新株が徐々に増えることから、株価の急落を避けたい企業の発行が増えています。

また、ストックオプションで利用されるケースがあるほか、敵対的買収に対するポイズンピル(毒薬条項)の役割も果たします。

関連トピック
新株予約権付社債とはどのようなものですか?

新株予約権付社債というのは、新株予約権の付いた社債のことをいいます。

2004年4月の商法改正では、従来の次のようなものを「新株予約権」という名称に一本化しました。

■転換社債(CB)の新株への転換請求権
■新株引受権(ワラント)
■ストックオプション(株式購入権)...など

これに伴い、従来のCBや新株引受権付社債(ワラント債)も、それぞれ「新株予約権付社債」という名称になったのです。

例えば、旧CBは、「転換社債型新株予約権付社債(CB)」と呼びます。


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