金融の法律入門



DVPとは?

DVPとは?

DVP(delivery versus payment)というのは、商品の受け渡しとその代金の決済を同時に行うことをいいます。

もし、両者が同一時点で行われない場合には、先に商品あるいは代金を引き渡した側の経済主体に、相手方の倒産等により反対給付を受けることができないというリスクが生ずることになります。

金融取引では、決済・受け渡しが行われる市場ごとの取引時間や決済慣行等の相違によって、DVPが行われていない場合が多いので、その間のリスク削減が課題となっています。

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DVPは、商品の受け渡しとその代金の決済を同時に行うことです。

しかしながら、特に外為取引においては、それぞれの市場間の時差※のため、DVPを実現することが困難となっています。

なお、この結果生ずる決済リスクのことを「ヘルシュタット・リスク」といいます。

※例えば、円の決済市場である東京と、ドルの決済市場であるニューヨークの間には、共通の取引時間がありません。


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