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創業者利得について

創業者利得とはどのようなものですか?

創業者利得というのは、株式会社が設立され、その後発展、株式を取引所に上場するなど公開したときに、創業者や創業時に株式を引き受けた取引先、金融機関などが保有する株式を売り出して得られる利益のことをいいます。

大きな創業者利得を得られるケースとは?

売り出し価格というのは理論的には、その会社が将来にわたり生み出すであろう利益をそのときの利子率で割り引いた値になります。

これに対して、創業者などの保有する株式の簿価は低いですから、収益力の高い企業の創業者ほど大きな創業者利得を得ることができるといえます。

関連トピック
総合利回りとはどのようなものですか?

総合利回りというのは、株式の投資採算を見るための指標のひとつです。

通常、利回りというのは、1年間の配当金額が投資金額や株式の時価に対してどの程度になるのかを指していいます。

しかしながら、株式の場合には、配当金以外に株価の値上がりによる利益や、株式分割による持ち株の増加※なども期待できます。

なので、このようなキャピタルゲイン(ロスになることもあります)などを含めて投資収益率を計算しようというのが、この総合利回りです。

ただし、この総合利回りは、事後的にしか計算できませんので、投資のモノサシとして利用することはできません。

※理論的には株式の価値に中立要因です。


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創業者利得とは?
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