金融の法律入門



MLRとは?

MLRとは?

MLR(Minimum Lending Rate)というのは、イングランド銀行が「最後の貸し手」として割引商社に貸出を行う際の最低金利のことをいいます。

イングランド銀行は、1972年に公定歩合決定方式をそれまでの裁量的な変更から、原則毎週のTB入札平均レートに0.5%高でスライドする市場金利連動型に変更しました。

そして、それとともに、その名称をMLRとしました。

MLRのTBとの連動性廃止

MLRは、その後、1978年には、TBの大幅変動傾向に鑑み、TBとの連動性が廃止されました。

また、1981年の新金融調節導入時には、MLRの市場金利追随化と公表停止措置がとられています。

関連トピック
MMCとは?

MMC(Mnoney Market Certificate)というのは、市場金利連動型預金のことをいいます。

また、預金金利が市場金利に連動して決定される預金のことをいいます。

日本のMMCは?

日本では、1985年3月に、預金金利自由化の過渡的商品としてMMC(当初の最低預入額5,000万円)が導入されました。

また、1989年には、小口MMC(導入時の最低預入額300万円)が導入されました。

しかしんながら、いずれも競合する定期預金の金利自由化とともに新規取扱が停止されました。


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