セクターというのは、ある株価材料に対して似たような値動きをする銘柄群のことをいいます。

なお、投資効率の良い株式ポートフォリオを作って、運用成績を高めるためには、適切なセクターを行うことが条件になります。

セクターに分類する有力な方法のひとつに業種別の分類があります。これには、例えば、日経500種平均株価の業種別36種分類があります。そのほかとしては、次のような分類があります。

■主としてメーカーを対象に輸出比率の水準で輸出関連株と内需関連株に分類する。
■国内総生産のどの需要項目が最も収益に大きな影響を与えるかによって、消費関連株、住宅関連株、設備投資関連株、公共投資関連株に分類する。
■製品の特性によって、素材産業（市況産業）株と加工産業株に分類する。

なお、株価水準により値がさ株、中位株、低位株に分類したりするのも、セクター分類の一種です。

投資信託というのは、金融庁の承認を得た信託約款に基づいて、投資委託会社が受益証券を発行、証券会社を通して、あるいは自らが直接、投資家に販売するものです。

そして、これで集まった資金によって、投信委託会社は信託銀行と信託契約を締結し、信託財産を設けるのですが、この信託財産を設けることが「設定」になります。

通常、ユニット型は1か月間募集して、その応募額を信託財産とするのですが、これを「ユニット型を設定した」といいます。また、オープン型を新たに作ったときも設定です。

なお、既存のオープン型投信、公社債投信の信託財産に、その後投資家から集めた資金を追加することは「追加設定」といいます。

□ポイント・アンド・フィギュア