レギュレーションQとは?
レギュレーションQというのは、FRB(連邦準備制度理事会)による預金金利に関する規制のことをいいます。
また、米国の預金金利規制の総称としても用いられます。
レギュレーションQの始まりと縮小
もともとは、1933年の銀行法を受けて、レギュレーションQで、要求払預金への利付禁止および貯蓄・定期預金の金利上限が定められたのが始まりです。
その後、1970年、1076年の大口譲渡可能定期預金金利の自由化に始まる一連の金利自由化のプロセスにおいて規制の運用対象となる預金の範囲が縮小されました。
ちなみに、1986年3月には、一般法人の当座預金に対する利付禁止を除く預金金利の完全自由化が達成されたので、現在ではその実質的意義を失っています。 |