流動性選好理論とは?
流動性選好理論というのは、ケインジアンの金利決定理論の根底にある考え方のことです。
具体的には、金融資産の間の期待収益率の差は、それぞれの流動性の差に基づくというものです。
流動性選好理論の内容は?
流動性の低い資産の期待収益率(債券利子率)が上昇すると、流動性の高い資産(通貨)を保有することによる機会費用が高まり、その需要は減少します。
つまり、通貨需要は債券利子率の減少関数であり、外生的に通貨供給が与えられれば、通貨の需要が均衡するように債券利子率が決定されるということです。 |