Qレシオというのは、株価を1株当たりの含み益込み純資産で割ったもののことをいいます。 1980年代のバブル経済当時、日本企業の株価は、かつての投資尺度では説明しきれないほど高水準まで上昇しました。 そのため、一時的にではありますが、通常の1株当たり純資産を用いるPBRの代わりに、企業が保有する土地や株式の含み益を加えて膨張させた1株当たり純資産を用いて計算するQレシオがもてはやされました。 しかしながら、このQレシオは、高株価を正当化する役目を果たしただけに終わったといえます。
アウト・オブ・ザ・マネー(out of money)というのは、オプション取引において、権利を行使した際に損失が生じる状態のことをいいます。 具体的には、コールオプションでは対象となる商品の価格よりも権利行使価格が高い場合が、プットでは低い場合がこれに該当します。 ちなみに、反対に利益が生じる状態のことをイン・ザ・マネー(in the money)といい、損益がゼロの場合をアット・ザ・マネー(at the money)といいます。
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