モラル・ハザードとは?
モラル・ハザードというのは、保険をかけることにより、被保険者の行動の誘因が変化することをいいます。
なお、銀行行動に対する規制が緩和される一方で、預金保険制度の拡充が進むと、モラル・ハザードの問題が顕在化するおそれがあると指摘されています。
具体的には?
モラル・ハザードは、具体的には、例えば、銀行が経営危機に陥った場合にはいつでも救済されるということであれば、銀行がリスク・テーキングな行動に向かう可能性が大きくなるということがあげられます。
また、預金保険によって預金が100%保証されるということであれば、預金者は銀行経営を厳しくチェックしなくなるといったこともあげられます。 |